大阪の建築家・設計事務所｜無二建築設計事務所 の日記
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アメイジング・グレイス に学ぶ。
2017.10.20
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アメイジング・グレイス に学ぶ。<h3>
大阪・関西 ｜建築設計事務所（女性建築家＋建築家）
中浦建築事務所
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NHKテレビテキストの 書籍：『ギフト：～Ｅ名言の世界～』、の中の名言集より、
文言をご紹介いたします。（書籍のご購入をお勧めします）
井上ひさし（作家）
≪ 空気は無料ではなかった。
土も水も森も林も、そして光も、
決して無料ではなかった。
いま、その勘定書が回ってきており、
人間達がこの付けを決済しない限り、
大自然は地球の上に
人間達が住むことを許さないだろう。≫
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街中を歩いていると、
『 アメイジング・グレイス：Amazing Grace 』
の曲が演奏されているのを耳にし
足が止まりました。
『 アメイジング・グレイス 』 という曲・歌は、
１８世紀後半に生み出され、
アメリカ合衆国で最も慕われ愛唱されている曲の一つです。
この曲は、
イギリスのジョン・ニュートン (1725?～1807)が、
1772年、作詞による賛美歌と聞いています。
私には、ジョン・ニュートンが
イギリス生まれの影響を大きく受けているためと思います。
アイルランド、スコットランドの郊外で、
人が手を加えることのない自然の山々の山間部、
広々とした丘陵地帯に建つ
赤煉瓦の時代を超えた建築物が点在、
澄み切った空気、田園の川の流れ、
様々な景色が脳裏を横切ります。
民謡風にも感じ取れます。
声楽家のソロ、オーケストラ、バグパイプで、
よく演奏される曲の一つです。
この曲には、非常に悲しい歴史が背景にございます。
ジョン・ニュートンは、
父が、商船の指揮官でありましたので、
父に付いて船乗りとなりましたが、
黒人奴隷を輸送する業務に携わることになりました。
いわゆる 「 奴隷貿易 」 に携わり
富を得ることとなりました。
その業務の中で、
アフリカからイギリスへ帰る輸送船の上で
遭遇した大嵐の中、
絶体絶命になるかもしれぬ気象現象、
一命を取りとめた体験を元にしたものであります。
この体験が、
人生の転機を迎えた非常に大きな契機となったと
伝えられています
この黒人奴隷貿易に従事したことに対する悔恨と、
神の愛に対する感謝のもと、
作詞されたそうです。
奴隷貿易反対運動に関わり、
奴隷商人としての業務を悔い改め、
牧師となったそうです。
世の中の音楽、
長きにわたり歌い、演奏され
歴史を超えて引き継がれていくことの裏には、
人の心の扉を開け、
感動させる何かがあると思います。
音楽史より、政治・文学・化学・歴史、時代の情勢を
学ぶと楽しい限りであります。
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